暗室での出会い(Tokyo)

2000年2月21日

今日、上智の写真部の暗室を借りに行ったら、可愛いハーフみたいな女の子がいた。日本語で話かけたら、分からないみたいな顔してたので、英語で話かけてみた。なじみのある感じの英語だった。ニューヨーク出身らしい。

良く聞いてみると、私のスタジオから3ブロックしか離れていないところに住んでた事がわかった。
「俺はどこどこストリートのSMのライブショーがあるレストランの隣のビルにいたんだよ」
「ああ、知ってる、知ってる。友達の誕生パーティーでそのレストランに行ったことあるよ。で、その隣のビルなら知り合いがいるかも、最上階に日本人夫婦が住んでるでしょ?うちのお父さんの友達。」
それはまさしく私がいたビルだった。
ニューヨークのアパートメントビルディングの最上階はペントハウスと呼ばれ、特別に大きなつくりになっていて、私のビルのペントハウスも庭やらプールなどもあるという噂だった。
その最上階に住んでいると言う事は相当の金持ちに違いなく、それが日本人夫婦だって事で気になっていたのだ。彼女のお父さんは日本人photographerなので、日系人同士で知り合いなのだろう。
「あの人たちって、どんな仕事してるの?」と質問してしまった。
「輸出入の会社をもってるんだって、、、」
上智の暗室で私の素朴な疑問が解けた。
「へえーっ、社長さんだったんだね、あの人」

「独立記念日には、あのビルの屋上で花火をみてた」とも言う。
俺もそのビルには去年まで4年間いたのだが、毎年恒例で独立記念日の夜は花火をみるために屋上にいた。
彼女の話も、去年はもう日本に来てたけど、その前までは毎年花火を見に来てたそうだから、その子と一緒に花火を見ていた可能性は究めて高い。というか、ほぼ間違いない。

薄暗い暗室で自己紹介しあった可愛い子がさあ、以前同じ場所から花火を見てた事があるかもしれないと思うと急に親しみがわいちゃったなあ。

地球は狭いと思いたいねえ。

今週、ミラノに向けて出発します。

今回、東京には4ヵ月くらいいたんだけど、よく人に会ったなあ、道端で、それも偶然。10人以上も。 高校の時の友達、大学の時の友達、ニューヨークで写真を教えてた生徒、ニューヨークで知り合ったオーストラリア人の友達、、、、などなど。新宿が多かったけど、吉祥寺やら、四谷やら、神楽坂やら、東京駅やら、いろんなところで、、。本当に道端で、ばったりなんだよねえ。俺が気付く事もあれば、向こうが先に見つけてくれた場合もある。その割合は半々。
私が日本に帰ってきてる事さえ相手は知らないから、みんなびっくりしてた。東京の雑踏の中、すれ違っても気がつかない事もあるだろうに、、、、。まして、1分違ったら、すれ違ってもいなかったんだから、統計学的確率で計算すると、凄い偶然になるんだろうなあ。
まあ、みんな縁のある人と解釈してますが、、、。

それでは、また。





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